淡く、儚いもの。

体が凍り付くような、張りつめた空気の中。
動くものは何もなく、ただ自分だけが取り残されたように凍り付く。
ふと視線を上に向けると、白く輝く光が舞い降りてきた。
淡く、儚いその光は、自身の重みにより私の元へと舞い落ちる。
冷たくなった私の躰に触れた瞬間、それは姿を消した。
音もなく、静かに…